ファイナンシャルプランナー・大竹のり子先生が毎日の生活の中でお金と上手に付き合うコツを伝授します。
サラリーマン家庭でも確定申告することで、お金が戻ってくると聞きました。
どのくらいの金額が戻ってくるものなのでしょうか?
29歳・主婦
今回のご質問は、毎年この時期になると話題になることが多い「確定申告」についてです。
テレビや新聞でも「タレントの○○さんが税務署で確定申告書提出」というようなことがニュースになっていたり、街を歩いていると「確定申告はお早めに!」といったポスターを見かけたり……。
でも、私の周りを見てみると、内心「確定申告ってなんのこと?」と思っていたり、「サラリーマン家庭には関係ない」と思っていたりする人が少なくありません。
実は、確定申告と関係があるのは自営業やフリーランスの人ばかりではありません。サラリーマン家庭でも、確定申告をすることによって納めすぎた税金が戻ってくる(還付される)場合があるのです。

その代表的なものが、「医療費控除」です。これは、1年間(1月1日〜12月31日)に一定額以上の医療費を支払った場合に、確定申告をすることで、税金の一部が戻ってくるというもの。一般的な目安として、1年間に10万円以上の医療費を支払った場合にこの医療費控除が受けられる可能性があります。
医療費、というと病院の窓口で支払ったお金をイメージするかもしれませんが、美容のための施術や疲れをとるためのマッサージ代など医療機関に支払っていても認められないものもあれば、ドラッグストアでの買い物でも認められるものなどさまざまなので、税務署で確認をするのがおすすめです。また、所得が低い場合には、医療費が10万円に満たなくても医療費控除を受けられる可能性がありますよ。
それから、途中で仕事を辞めたり、転職前の一休み期間中だったりして、毎年12月頃に勤務先で行ってくれる年末調整を受けていないという場合。この場合にも、確定申告をすることで、これまでの給与から天引き(源泉徴収)されていた税金の「納めすぎ」の部分が戻ってくることが多いようです。
「知らないばっかりに損をした」ということは案外多いもの。ちょっと興味を持って確定申告と向き合ってみると、意外とお得な情報に巡り合えるかもしれませんよ。
2009年2月19日更新
大竹のり子