ファイナンシャルプランナー・大竹のり子先生が毎日の生活の中でお金と上手に付き合うコツを伝授します。
お正月には夫の親戚の集まりに出るのですが、子どもが多いのでお年玉の出費に毎年悩まされています。
とはいえ、あまり少なすぎるのもなんなので、それなりの金額を渡しておきたいのですが、年齢に合わせたお年玉の適正な金額って、どのくらいなのでしょうか。
そして、もらったあとはどのように管理するのが子どもたちにとっていいのか、教えてください。
35歳・主婦
早いものでもうすぐお正月ですね。子どもの頃はお正月といえば「お年玉がもらえる!」とわくわくしていたものですが、大人になればもらう側からあげる側に。ただでさえ、お節料理に帰省費用に…と物入りな時期だけに、毎年、お年玉に頭を痛めている方も多いことでしょう。
今回のご質問は、お年玉をあげる場合の適正金額と、もらった場合の管理の方法についてです。

まず、お年玉をあげる場合の適正金額ですが、これは、子どもの年齢とお付き合いの深さによって変わってきます。一般的には小学生で3,000円、中・高校生で5,000円、大学生で10,000円ぐらいが目安とされていますが、この金額にこだわる必要はありません。むやみにお年玉をあげると、もらった本人は嬉しくても、その両親にとっては「お返ししなくては」とかえって負担になることも。
お年玉が子どもを通じた“親同士のお金の交換”イベントになっては意味がないので、少し控えめなぐらいがいいのかもしれません。
小さい子どもであれば、現金ではなくちょっとしたお菓子や絵本をプレゼントするのもいいですね。義理や見栄ではなく、思いやりが伝わる工夫をしたいものです。
また、もらった場合の管理の方法ですが、お金の計算ができない年齢であれば、本人名義の預金口座を作って親が管理するというのが無難。一方、お金の計算がある程度でき、普段からお小遣いをあげている年齢であれば、親が強制的に預かるというのは避けたいところ。不安はあるかもしれませんが、使い方のルールを決めたうえで本人に管理させてみてはいかがでしょうか。
もちろん、金額が多い場合は銀行に預金することもあるでしょうが、その場合でも、親が預けに行くのではなく、一緒に窓口やATMに出向き、入金を行いましょう。子ども自身が「自分で預金した」という意識を持てるようにすることが大切です。
「お年玉」という言葉は、年の初めに年少者に配るお餅を「年賜(としだま)」と呼んだことに由来するといわれています。古きよき慣習を、無理せず、心を込めて受け継いでいきたいですね。
2009年12月18日更新
大竹のり子